島村楽器 りんくうプレミアムアウトレット店 シマブロ

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隔週更新!日高のエフェクターコラム!! ~ゲルマニウムファズ・シリコンファズとは?~

皆さんこんにちは!

エフェクター担当の日高です!

~隔週更新!日高のエフェクターコラム!!とは~
エフェクター担当の日高がエフェクターの使い方・特徴・うんちくなど
自身が気になった事やお客さまからの疑問などを、
新聞のコラムのように簡単かつ詳しく・楽しく皆様に発信していこう!
というものです!!


さて今回はこんなご質問をお客様から頂きました・・・
ゲルマニウムファズ・シリコンファズってどう違うの?」


という事で今回は歪みエフェクターの「ファズ」にフレームを当てていきたいと思います!


まずは…
ファズについて

ファズ(FUZZ)とは1960年代中期に商品化されたエフェクターで、有名なところで言うとジミ・ヘンドリックスが使用していた「FUZZFACE」
が挙げられます。
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(*写真は現行品のモデルになります)

当時の音楽シーンでは衝撃的なサウンドで数々のアーティストがファズの魅力に取りつかれていきました。リッチーブラックモアやジェフベックなど様々なアーティストが使用していた事も大きかったでしょう。



・・・
と、一世を風靡したファズでしたが、1980年代初頭には「オーバードライブ」、「ディストーション」といったいわゆる扱いやすい歪みが登場した事によって主流ではなくなってしまいました…(´;ω;`)ウッ


しかし!
1990年代にZ.Vex Effects社が発表した
Fuzz Factory
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(*写真は現行品のモデルになります)

の登場により、新たにファズへの関心が高まり現在でも多くのアーティストの方がファズの魅力に没頭しているんですね~!




なぜこのような話をしたかというと・・・
初期に発売されていたファズの基盤にはゲルマニウム(正確にはゲルマニウムを使用したトランジスタ)が使用されていました。

ゲルマニウムトランジスタの特徴

  • 荒々しくブツブツとした音色
  • 出力が小さい(電圧が低い状態でクリッピングする)ために中音域に独特な太さのサウンド


と当時の音楽シーンから考えるとすさまじい衝撃を与えたサウンドだったと言えますが
その反面
このようなデメリットもありました。

  • ゲルマニウムの特性上、気温の差によって流れる電圧に差が生じてしまうため(ざっくり簡単に言うとですが)に音量・歪み方に同じ個体でも違いが出てきてしまう


と値段はともかくこの安定しないサウンドに手を焼いたアーティストも多かったはずです。
当時ジミヘンドリックス氏も同じモデルのFUZZFACEを何台もライブに持ち込み、その日1番良い個体でライブをしていた、というような話もあるほど。


そのような背景もあり、上記のようにオーバードライブディストーションが出てきたことにより、安定性を求める使い手たちからは自然と手放されていった。という悲しい過去があるんですね(´;ω;`)





そしてFuzz Factoryの登場でファズの需要も上がり、
新たに「使いやすいファズ」として販売されたのが
シリコントランジスタに使用したシリコンファズなのです!!
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(シリコンファズで有名なBOSS FZ-5ですが回路がデジタルになっている為、廃盤ですがアナログ回路になっているFZ-3の方がリピーターは多いかも?)


シリコンファズの特徴

  • 気温などによってサウンドが変わる事が無く、安定したサウンド

と現代風にサウンドをアレンジしている為、ファズというよりディストーションのような効果で使用している方も多いかと思います。



まとめ
ゲルマニウムファズ・シリコンファズの違い~


と簡単にではありますがゲルマニウムファズ・シリコンファズの違いを説明させて頂きました!
この記事を見てお客様に合ったエフェクターが見つかれば幸いです。


機材の歴史にはまさに音楽の歴史も付いてくるようで、いかにして当時の音楽がつくられてきたかを物語っていますね。
すごく面白いです。
(ちなみに担当日髙は安斎 直宗氏の本がかなり面白いと感じています!もし興味のある方は見てみてもいいかもしれません♪)


ファズには個体差によって出るサウンドは様々ですのでこの記事を見てファズに興味を持たれた方はぜひりんくう店へ!!

在庫の詳細はコチラ!↓
www.shimamura.co.jp


皆様のご来店お待ちしております!



この記事を書いたのは↓
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店舗名 TEL 担当
りんくうアウトレット店 072-458-4631 日髙(ひだか)
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